ただの誕生日プレゼントを買いに・・・の話。

日曜日は、銀座に行ってきた。


英語で言うところのシルバーシートである。


普段、銀座には滅多に行くことはないのだが、近々、
友人の女性の誕生日があるため、プレゼントを買いに行ったのだ。

「え!takaさんってそういうことをしっかりやる人なの!?素敵!」

と、驚きの声が上がっていることと思うが、
俺は毎年、女性の誕生日を忘れず、誕生日プレゼントも欠かさない男である。
確かに、”誕生日を覚える”ということは簡単かもしれない。
だが、それを”覚え続ける”ということは、よほどその相手に愛情がなければ難しいことであろう。

しかし、世界中の女性に愛情を持っている俺からすれば、そんなことは容易いこと。
俺クラスになると、まるで数学者が円周率をスラスラ言うがの如く
「4/11、5/27、5/29・・・」と、知り合いの女性の誕生日を言えるほどである。


こういった涙ぐましい努力がいつか実を結ぶのだ。


それにしても、すごく天気が良く、気持ちのいい日であった。

 

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 俺は銀座に着くと、さっそく三越に向かった。

知らない人のために言っておくが、銀座とは貧乏人にはとてつもなく厳しい街である。
特に銀座三越の入口には、2匹のライオンがいて、貧乏人が少しでも入口に近づこうものならば即座に捕食されてしまうという、恐ろしくハイクラスのデパートとして有名だ。

 

残念なことに、この日も2,3人ほど食べられてしまったようである。
まったく、貧乏人はこれだから困る。

もちろん、俺はお金持ちなのでまったく入店に問題がないどころか、
ライオンたちが子猫のように懐いてきて、尻尾を振って歓迎してくれた。


さて、三越に着いたはいいがどうするものか。
プレゼントと一言で言っても、プレゼント選びはなかなか難しいものだ。
やはり、ハンカチのような手軽に使えるもの、もしくは可愛らしいお菓子なんていうのもいいのかもしれない。

「下手をすればセンスを疑われる・・・」

俺は困った挙句、今回も「何とかちゃんねる」とかいう掲示板で「女性への誕生日プレゼントは何がいいのか」と質問をした。
すると「赤いスケスケの下着を贈るのが流行っている」「ブラックサンダーというとても高価なお菓子を贈ると喜ばれる」などという、とても有益な情報を教えてもらうことに成功した。

「なるほどなるほど」

 

毎回、困ったときには助けてもらっているのだが、やはり持つべき者はネットの友人である。


さっそく、アドバイスにあった商品を購入すべく、下着売り場に向かったのだが近づくにつれて、なぜだか女性店員が怪訝そうな目で見てくるために思い切って近寄ることができない、また、ブラックサンダーという高級菓子は三越といえども売ってないようであったために、泣く泣くこの2つは諦めることとなった。
せっかくアドバイスを頂いたのに非常に申し訳ない。


その後も店内をウロウロしたものの「これだ!」というようなものは見つからなかった。

俺は、またしてもアドバイスを求めることにした。
今度はネットではなく、やはり”女性のことは女性に聞くことが一番”ということで、
LINEを使い、前の職場で仲の良かった女性に聞くことにした。


「何か、貰って嬉しいものってある?」


すると彼女からの返答は、

「んー・・・・お金」

という、急に現実に引き戻されるような冷徹な答えであった。


俺はこの答えに対し、「お~、おっかねえ~」とダジャレで返すことしかできなかった。

周りの奴らは頼りにならないのばっかりだ。

 


結局、悩みに悩んだ結果、ゴンチャロフという通販サイトでも買えるような可愛らしいチョコを買い、更に可愛らしくなるようにラッピングまでしてもらった。

 

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 「喜んでもらえればいいが」


彼女にこれを渡し、ゴンチャロフってロシア人みたいな名前だな」「私、猫アレルギーなんだけどな」というようなことを言われないか、俺はとても心配している。
もしも変なことを言われたのならば、潔く三越のライオンに食われるつもりである。