ただの何度目の髭脱毛かの話。

今日は定期的に通っている髭脱毛の日だった。

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前回辺りから「レーザーの威力を増します」と言われたのだが、
その威力たるや、まるで火で炙られながら、剣山で顔を激しく擦られているかのような、とても強力なものであった。

下唇を噛み締め、シーツを両手でギュっと握り、痛みに耐えている施術中の俺の姿は
見ようによっては何かを出産しているようであろう。

俺は痛いことが嫌いだ、大嫌いだ。

本来であれば、あまりの痛さで逃げ出してしまいたいところではあるが、
前金で20万以上の大金を支払ってしまったことや、契約が2020年まで残っていること、
スタッフの女性が全員美人ということもあり、泣く泣く通い続けている。

むしろ、スタッフの女性を見るために通い続けている。


今回、担当してくれたスタッフの方は眼鏡の女性であった。

いつもはクールビューティな感じの女性が担当してくれることが多いのだが、
このクリニックでは珍しく、可愛らしいタイプの小柄な女性だった。

「好きだ」

俺はひと目見てそう思った。

もう10回ほど通っているのだが、担当してくれる女性を毎回好きになっている気がする、それくらいの美人揃いである。
俺が大金持ちになった暁には、ここのクリニックの女性を全員家政婦さんとしてうちで雇うつもりだ。

施術の準備をしている彼女を、俺はベットで横になりながら
「眼鏡のフレームは赤が似合いそうだなあ、そして叱って欲しいなあ」などと思っていると、
急にこちらを向き「どうですか?薄くなってきたね、とか周りの人に言われたりします?」と言われた。

あまりにも突然の問いに驚き、「あふんっ」と特有の気持ち悪い感じを最初に出してしまったが、「人とあんまり接しないものでして特には・・・」と返答すると
「あ・・そうなんですか、まあ・・・色々ありますものね・・・」と言われた。

何が色々あるのかわからないが、きっと彼女は俺のことを「友達のいない引きこもりボロ雑巾顔面髭男」と思ったに違いない。
残念だが、正解である。


施術が始まると、やはり痛かった、もう痛かったでは表せないくらい痛かった。
痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛痛いくらい痛かった。
ガスバーナーで燃やしてるのかと思った。


幾度となく泣きそうになったものの、彼女が照射するごとに「大丈夫ですか~?痛いですよね~」「我慢ですよ~」と、とても甘い感じの声で言ってきてくれたのが妙にエロスであった。

「なんか、なんか、エロスだ!」

生憎、笑気ガスの麻酔により感覚がほとんどなかったので自分ではわからないが、
もしかしたら顔が終始ニヤニヤしていたかもしれない。

きっと彼女はそんな俺のことを「友達のいない引きこもりボロ雑巾顔面エロ髭男」と思ったに違いない。
残念だが、それも正解である。


施術が終わると、レーザーが少々強力だったせいか肌が少しばかり赤らんでいたようで、「痛かったですよね~」と少し心配そうに俺の肌をチェックし始めた。

 

そのチェックをしている際に、あまりにも顔を近づけてくるのでチューされるかと思った。

「オプション、追加オプション、追加オプションはないのか!」

taka氏は、そう心の中で強く強く願ったそうである。

 

 

そしてチューをされることもなければ、その後、特に何もなく施術が終わり、受付で次回の予約を入れ終了となった。

帰りの際に、受付の綺麗なお姉さん2人が笑顔で「またお待ちしていますので~」とお見送りをしてくれた。


「はあ、早くまた来たいな!」


なぜだからわからないが、とてもウキウキしながら帰ったのを覚えている。

俺はこのクリニックに来るたびに、”男って本当に単純”と毎回思うのであった。