ただの「女子もいるぞ」の話。

日曜日に、前の職場の人に誘われ飲み会に行った。

 

 

事前に「女子もいるぞ」という有益な情報を得ていた俺は、
わざわざこの飲み会のために新品のシャツを購入した。

若い女子というものは、汚いものが嫌いだ。

 

下手に普段着ているボロボロの布切れのような服を着て行こうものならば、
その場にいる若い女子たちに
「takaさん汚い恰好だな、ああ、takaさんは家がレスの人なんだな」
思われかねない恐れがあるだろう。

俺は若い女子に嫌われることが一番嫌いだ。

事前準備を怠らない。
常に最悪の事態を想定して行動する男なのだ。

しかし、ものは考えよう。

逆にこういうときこそ、綺麗な恰好をしていけば、
女子たちの目に留まり、お近づきになれるかもしれないだろう。
そのためならば、シャツの1枚や2枚安いものである。

「好かれるならば、俺はシャツだって食う」

何を言っているのかわからないが、
これは、それだけの強い意志を持っているということの表れである。


ちなみに言っておくが、これは合コンのようなハッピーな類のものではない。

前の職場の人達の飲み会に俺がただ参加する、というだけものである。


飲み会は、久しぶりに会う人達ばかりで大変楽しかった。

あと、レバーがとても美味かった。


その場にいた人に「メルカリをやってみろ」と勧められたので、
試しに登録をし、俺の持ち物の中にあった音楽プレイヤーを写真に撮り、
「うーん、5000円!」と適当に出品したところ10秒くらいで売れた。

あまりの瞬殺劇に

「ワイには、ワイには商いの才能があったんや!」

「ワイが現代のトルネコや!」

と思ったのだが、よくよく調べてみると
出品した音楽プレイヤーは2万近い金額でやり取りをされているものであった。

悲しい。

 


その後も特に若い女子たちとの絡みはなく、結局、今回は
”高額な音楽プレイヤーを安値で手放すことになった”という
違う辛みがあっただけであった。


「おかしい、全然、若い女子と仲良くなってない」

 

 

 

そして、すべてが終わったあと、自宅に帰り、服を脱いで俺は気づいたという。

 

 

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「LLLLLLLL」と書かれたシールが胸元に貼りっぱなしであったということに。
まさに戦々恐々。


そういえば、女子たちが時よりこちらを見て「フッフッフ」と
怪しく笑っていたのだが、このことだったのだろうか。

 「なんかLLLLLLがはしゃいでるんだけど」とでも思っていたのだろうか。

 


「ち、違うし、これを貼りっぱなしにしとくのが今、渋谷とかで流行ってんだし」


俺は、そう自分に強く言い聞かせることで、
自らの正当性を主張したのであった。