ただのグレイテスト・ショーマンの話

グレイテスト・ショーマン」を観てきた。

 

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この「グレイテスト・ショーマン」はミュージカル映画だ。
ミュージカル映画といえば、突然、キャストが踊り出したり、歌いだしたりするといったイメージが強いだろうが、かくいう俺も、私生活において、会話の最中に突然歌いだしたり、踊り出したりするミュージカリストである。

やはり、生まれ持ってのミュージカリストの俺としては、この映画をチェックしないわけにはいかないだろう~ラララ~♫

というわけで観に行ってきた。


行った映画館が、今どき珍しい窓口でチケットを販売するスタイルの映画館であった。
何が起きたの俺もわからないのだが、チケットを買う際に映画のタイトルをド忘れし、

「グレイトフル・・・」「グレイティング・・」「グレイトマン・・・」

と、窓口のお姉さんを「え?え?」と大変困惑させたものの、どうにかチケットを購入することができた。

俺は4文字以上の横文字が苦手である。


購入した通路側の席に着くと、前と隣の席が若いカップルであった。
レイトショーなうえに都会の映画館ではないため、空席が目立っていたが、客の大半が中年の夫婦か若いカップルで、男一人で見に来ているのは俺くらいだった。

”アウェイ”俺はこの横文字が一番嫌いである。

10分ほど色々な映画の予告が流れた後、いよいよ上映が開始された。


ほぼ事前の予習なしで観たので、観る前はCMなどの印象から「サーカス団の話だろう」と思っていたのだが、どうやら、貧乏な家庭で育った男が成り上がっていくストーリーのようであった。


やはりミュージカル映画だけあって、踊りや歌も満載で、中でも歌のシーンが素晴らしく、

「人生色々あるけど~前向きに生きようぜ~♫」

「あれだよ~、辛くても君には仲間がいるんだよ~♫」

「一歩踏み出すだけで~人生変わるよ~♫」

的な前向きな歌詞がズバズバと俺の心に槍のように刺ささり、恥ずかしながら、くすんくすん、と涙してしまった。

「いやいや、お前、仲間もいなければ、もう人生の変わりようがない年齢でしょ」

そういうツッコミには耳を塞いで、聞こえないフリである。

 


そして、物語も終盤に差し掛かったときだろうか。


前に座っていたカップルが体を寄せ合い、いちゃいちゃしだしたのが目に入った。

特に終盤辺りは、心温まる感動的なシーンが多いので仕方がないだろう。

しかし、ふと、

「このカップルは映画が終わった後に、ホテルでも行くのだろうか」

と思うと、今まで気にもしていなかったそのカップルに、憎悪がふつふつと湧き出した。

その憎悪がいつしか、激しい怒りへと変わり、

「そのホテルが燃えてしまえ!燃えてしまえ!燃えてしまえ!」

と強く念じたところ、不思議なことに、映画の中で主人公たちの主戦場であった場所が、”火災”に見舞われるというハプニングが発生した。

主人公たちは「どうしてこんなことに・・!」「もう終わりだ!」と驚いていたのだが、あれは全部俺のせいである。

俺が”燃えろ”と念じたばっかりに・・・。

本当に申し訳ない限りだ。


悟空がクリリンを殺された怒りでスーパーサイヤ人になったように、

どうやら俺は怒りでエスパー能力に目覚めてしまったようだ。

 


映画は本当に素晴らしく、面白かった。

これから、この映画を観ようと思っている方は、是非とも歌のシーンと火災のシーンに注目してみて頂きたい。