ただのモデルと分かり合う男の話

幼少期はヒマラヤの雪男に育てられ、
今までウホウホと裸同然で過ごしてきた俺であるが、
さすがに寒くなってきたので部屋で着る服を買ってきたウホ。
オシャレ的に言うところのルームウェアである。

 

行ったお店は、可愛らしい感じのところだったので、
店員には「とんでもねぇ汚ねぇおっさんが来たもんだ」という顔でみられたが、
そこはハリウッドデビューも間近と言われる技巧演技派の俺、
「あれ~、確かこんなのが好きって言ってよなぁ」と
彼女へのプレゼントを買いに来た彼氏を巧みに演じることによって、
この場を乗り切ることができた。
あまりの熱演ぶりに、あそこにいる全員が
「まるで彼女がいるように見えた」と言っていたとかいないとか。
”芸は身を助ける”とはよく言ったものである。


色々と物色をした結果、よくわからないけど、
オシャレだし肌触りが高級タオルケットみたいで
ふわふわして気持ちいい、と理由でジェラートピケのパーカーにした。

 

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後ほどわかったことだが、どうやら
これは有名モデルも愛用している有名なメーカーのようである。
そんなことをまったく知らずにこの商品をチョイスしてしまうあたり、
やはりモデル同士わかりあうものがあるのだろう。
なんつーの、俺が服を選んだっていうか、服が俺を選んだみたいな?

これの他に、色違いの黒も購入したので2着で15000円ほどしたのだが、
年収2京円の俺にとってはお賽銭のような金額である。
はあ、給料日前なのにきついなあ、なんてまったく思っていないし、
明日からしばらくお昼はコンビニのパンだな、なんて全然思っていない。

 


さっそく着てみたが、
やはりもこもこしていて気持ちいいし、
非常に暖かいので満足だ、今年の冬はこれは大丈夫そうである。

これは是非、雪男の父にもプレゼントしたいと思う。