ただの執筆活動の話

キノブックスが主催で現在「ショートショート小説大賞」が開催されている。

shortshortawards.com

ショートショートという名の通り、
原稿用紙1枚からでも募集しているため、
「執筆に興味はあるけど長編は書けない・・・」という方にはピッタリな賞であろう。


かくいう俺も、とてもじゃないが
原稿用紙何百枚分にもなる長編小説を書き上げる自信がない。

しかし、短編ならば話は別である。
気軽にちょこっと書けそうな気がするのだ。

「そうだ、これをチャンスに短編小説を執筆し、応募しよう」

俺はそう決意した。
きっと大賞を獲った暁には、小説家デビューもありうるだろう。


小説家といえば、印税だ。

印税という不労所得を得て、俺は一生ぐうたらするのである。
不労所得」は「焼肉定食」に次ぐ、俺の大好きな4文字熟語なのだ。

 

「I LOVE 不労所得!!」
俺は天高らかに、こう叫んだ。


まず、執筆を開始するにあたり、
最初に決めるべくは、ペンネームであろう。

芥川龍之介太宰治など、
歴史に名を刻む作家というものは、
決まってとてもカッコいいペンネームをつけているものだ。
やはり、ここは俺もカッコいいペンネームをつけたいところである。

「なにかいいペンネームはないものだろうか・・・」
「やはりインパクトがありつつも、カッコいい名前がいい・・・」

色々な考えが浮かぶ中、ふと、
江戸川乱歩」は、アメリカの作家「エドガー・アランポー」を
由来にしているということを思い出した。
とても面白いペンネームのつけかたである。

さっそく俺も、そのアイディアを拝借することにした。
そうと決まると、誰を由来にするかだ。
由来にするからには、やはり人気作家がいいだろう。


色々調べた結果、現在人気の海外作家といえば、
ハリーポッターの作者である「J.K. ローリング」ということがわかった。

俺はすぐさま、「J.K. ローリング」を由来に「女子高生廻る」という
斬新なペンネームをつけることにした。
しかし、このペンネームは斬新なだけではない。

万が一作家デビューを果たしたときに、
「これは女子高生が書いているのでは?」と思わせることができ、
中年男性たちの購買意欲を沸き立てる要素も兼ね備えているという
とても考えれた素晴らしいペンネームなのだ。


我ながら素晴らしいペンネームができた。
あとは肝心の物語だけだ。

素人が小説を書こうとするときに最初につまずくのは
ストーリーの構想であろう。
だが、俺のようなアイディアの天才にかかれば
短編小説のストーリーなどいくらでも浮かんでくるのだ。


世界中に散らばった7つの玉を全てを集めると、
どんな願いでも1つだけ叶えられるという秘宝を巡る冒険小説・・・

何をしてもダメな少年の元に、
未来からネコ型のロボットが送られてくるというSF小説・・・

謎の組織によって体を小さくされた少年が、
組織の行方を追いながら数々の事件を解決していくという推理小説・・・


このように、今まで誰も考え付かなかったような、
面白いストーリーが湯水のように溢れでてくるのである。
己の才能が怖いくらいだ。

「これは勝ったな」

俺はそう確信した。
まだ、募集が始まったばかりのため、
これからたくさんの人が応募するであろうが、
残念ながら今回の「ショートショート小説大賞」は間違いなく俺のものだ。

みなさんには早々に筆を置くことをオススメしたい。


では、執筆があるのでこの辺で・・・。