ただの12月になると思い出す話

ついこの前「今年の夏も暑いなあ」と思っていたら、
いつの間にやら12月になり、早くも今年が終わろうとしている。

思い返せば、去年の12月。

仲の良かった女の子に「うちでDVDでもみようよ」
誘われ、生まれて初めて女の子の自宅に行ったことがあった。


卑猥な男共は女の子に「部屋においでよう」と
誘われようものなら、
すぐにエッチな妄想を膨らませてしまうだろうが、
真面目で好青年で"3歳で煩悩をすべて捨てた"と言われる聖人の俺は
まるで仏のような落ち着いた姿で、その子の自宅を訪れた。

ソファーベットのようなところに2人で座り、数時間のDVDを見終えて、
聖人の俺がスマホをいじっていると、
右の肩に「何みてるん?」とポコンっとその子が頭を乗せてきた。

 

「えっ」

 

この時、思いもよらない頭ポコンに加え、シャンプーの良い香りが鼻をかすめ、
俺の脳汁が穴という穴から噴出したのは言うまでもないだろう。


卑猥な男共は女の子に「何みてるん?」と
ポコンっと頭を乗せられようものなら、
すぐにエッチな妄想を膨らませて、脳汁を噴出しつつも、
そのままガバッと襲い掛かってしまうだろうが、
真面目で好青年で"旬をすぎたチェリーボーイ"と言われる聖人の俺は
まるで石仏のようにまったく動かなくなった。

 

 

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その後、しばらく体を密着されたのだが、
もちろん石仏の俺は一切微動だにはしなかった。
途中で、「ん~?」ととても甘い声を出された記憶があるが、
頭の中で南無阿弥陀仏を何度も唱え、
気持ちを無の境地にすることに必死であった。
あの時の俺は、世界一邪念と戦っていた男だろう。


「taka、男らしくねーな」と言われるだろうが、
勘違いしないでもらいたい、あのときは、
ちょっとお腹が痛かったので、辞めておいただけだ。

決してビビッていたわけではない。


結局、何事もなく帰宅したのだが、
その後しばらくしてその子とは、まったく音信不通となった。

今思い返すと、あれはガバッといくのが正解だったのだろうか。
生憎、セーブをしていなかったので、
あの場面をやり直すことはできないのだが、
俺はどうしていれば良かったのだろう。


12月が来るたびに毎年この出来事を思い出しそうである。