街コンに行って来た話(中篇)

記念すべき街コン初めての相手は二人組みの可愛い女性だった。
モテない男たちは初対面の女性を前にすると、
ドキマギしてしまい会話に失敗しがちだと聞くが、
その点、俺は違う。

「初対面の女性にはまず天気の話を・・・」と
恋愛アドバイス本に書いてあったのを思い出し、
「い、いやあ、きょ、今日は晴れてよかったですねえ」と
スマートな先制攻撃に成功したのであった。
これで彼女たちも「まあ、なんてスマートな人でしょう(ポッ)」と
心を掴まれたのに違いなかろう。
その証拠にこの後、思いのほか会話が盛り上がった。

ちなみに
主に友達が会話を盛り上げたのはいうまでもなかろう・・・。


結局1時間近く話して(主に友達が)、
連絡先も交換でき(友達のおかげで)、
幸先の良いスタートとなった(ありがとう友達)。


二組目も可愛らしい女性たちであったが、一目見て、
「これはダメであろう」と感じた。

明らか俺達に興味がなさそうな顔であった。
「なんだろう、この感じ、なんとも久しぶりだ」と思ったら、
学生時代、俺を見るときの女子がみんなこんな顔であったのを思い出した。
苦すぎる青春の味を思い出し、心が痺れるのであった。

口を開けば「ディズニーに行きたい」「ディズニーの○○が好き」と
ディズニーのことばかり喋っていたので、
きっとネズミの国の回し者だろう。

そう疑う俺の傍らで、友達がその子達を気に入ったようで、
積極的になっていた。

しかし、相手は完全に興味なし。
俺は「もうやめよう」と彼を諭し、
彼女たちとは、さようならをすることになった。

三組目は年上の女性であった。
年齢に負けないにゃん感がダメな方向に向かっているのに加え、
一方的に喋りまくるという俺の大嫌いなタイプであった。

「今日のために髪の毛切ったんですよー、でね」
「へぇ」
「私、料理がすごい好きで、それでね」
「へぇ」
「お酒全然飲めないんですよー、それで」
「へぇ」

と、終始、トリビアの泉状態だった。

こうして、街コン終了の時間となった。
結局、終わってみれば連絡先交換したの最初の女性たちだけであった・・・。

次回、最終回に続く。