上司の家でご飯の話

職場の上司の自宅に招かれ、同僚達と一緒にご飯を頂いてきた。
「低収入でやってられん」と言っていたくせに大きい立派な家であった。

そして、上司には小さい子供がいた。
「竹やぶで拾った」と言っていたので、
俺が予想するにかぐや姫というやつだろう!

姫は会うなり、俺のことを指差し「あいちゅ、あいちゅ」と言い出した。
どうやら俺の名はtakaではなく「あいちゅ」と言うようだ、知らなかった。


一息つき、みんなで居間に座っていると、姫はトコトコと寄ってきて、
俺や同僚達の背中をさわさわと優しく触り出したので
何これ可愛いんですけどーと思っていたら、次は指を自らの口に突っ込み、
オエ!っとなるのが楽しいようでキャッキャッしながら何度もやっていた。

子供というのは実に不思議な生き物だ。

動きが意味不明だが面白くて非常に可愛らしい。
さすが、かぐや姫である。
姫の魅力に取り付かれ、
気が付いたら1時間くらい姫を見てしまっていた。


それと帰り際に、おもちゃを部屋に散らかしすぎたようで
上司の奥さんにお尻を引っぱたかれて泣いていた。

実は8割くらい散らかしたのは俺だったのだが
姫の将来を考え、黙っておいた。
子供は親に怒られて成長するものである。
他人がどうこうと口を挟んでいいものではないのだ!


そして俺は、
「べ、別に奥さんが怖かったわけじゃないんだからねっ!」と
可愛く言ってみるのであった。